サニーレタスの作り方!栽培時期、水やり、肥料など

サニーレタスは春や秋に適した栽培ができる葉物野菜です。家庭菜園でも簡単に育てられるので初心者にもおすすめです。

本記事では、サニーレタスの栽培時期や水やり方法、肥料の与え方について詳しく解説します。

記事のポイント

  • サニーレタスの適切な栽培時期と収穫時期
  • サニーレタスの栽培手順
  • 適切な水やり方法
  • 病害虫対策
  • サニーレタスの連鎖障害

サニーレタスの栽培時期と収穫時期

サニーレタスは寒さに強い野菜であり、春や秋の栽培に適しています。

栽培時期

サニーレタスの種まきは、春まきと秋まきが一般的です。春まきは4月から5月上旬に行い、秋まきは9月から10月上旬が最適です。

寒冷地では春まきが適しており、温暖地では秋まきが向いています。

 

収穫時期

収穫は、種まきからおよそ30日から50日後に行います。

葉が大きく広がり、鮮やかな色になったら収穫のサインです。収穫時期を逃さないようにこまめに葉の成長をチェックしましょう。

 

サニーレタスの栽培手順

サニーレタスの栽培は初心者にも比較的簡単で、適切な手順を踏むことで美味しいサニーレタスを育てることができます。

以下は栽培の基本的な手順です。

①土の準備

良質な培養土を選び、畑やプランターに入れておきます。

酸性の土壌を避けるために、種まきの2週間前に苦土石灰を適量まいて土に混ぜ込みます。加えて、元肥として牛糞などの堆肥や化成肥料を混ぜて栄養豊富な土壌を作っておくとサニーレタスが元気に育ちます。

また、サニーレータスの栽培には排水性の良い土壌が適しています。水はけの悪い畑の場合はウネの高さを上げておくことで排水性が良くなります。

堆肥や化成肥料の量を過剰に使用すると逆に植物に悪影響を及ぼす可能性があります。規定の量を守るようにしましょう。
つっつん村長
丁寧に栽培したい方はセルトレイポットを使って育苗してから畑に定植すると良いかと思います。そのほうが発芽した中から強い苗を選んで畑に移植することができるので病害虫に強い丈夫な苗を育てることができます。ちなみに私は他の仕事をしながらの家庭菜園なのであまり手間をかけられず畑にダイレクトで種をまいています

 

②種まき

タネを入れて土を被せた後の写真

春まきの場合は4月から5月、秋まきの場合は9月から10月が適期です。

木の枝などの細いもので浅く溝を掘り、10cm間隔で1粒ずつタネを入れて、薄く土をかけます。

 

 

③発芽から間引き

種まき後は適度な湿度を保ち、発芽を促します。通常、1週間程度で発芽します。

発芽した苗が密集している場合は健康な苗だけを残すように間引きを行います。

 

④定植と土寄せ

苗が2~3枚の本葉を持つようになったら畑やプランターに定植します。苗同士の間隔は20~30cmほど空けると良いでしょう。

最初から畑に種をまいた場合でも間引きをして株間を20~30cm程度に調整します。この間隔を保つことで各苗が十分なスペースを持ち、健康に成長します。

また、成長過程で苗の根元に土を寄せてしっかりと固定します。特に風当たりの強い場所や土壌が柔らかい場合には土寄せをしっかり行うことが重要です。

 

⑤追肥

定植後2週間が経つ頃に追肥を行います。

サニーレタスの根元に直接肥料が触れないように注意し、土の表面に均等に撒いて軽く土と混ぜ込みます。

 

⑥収穫

収穫できる状態に成長したサニーレタス

サニーレタスは葉が大きく広がり、隣の葉と少し重なり始めた時が収穫のタイミングです。一般的に、株の直径が約20〜25cm程度になっていると収穫適期となります。

収穫方法は下記の2つがあります。

  1. 葉を摘み取る方法:必要に応じて外側の葉から収穫していく方法です。根元から全てを一度に収穫するのではなく、外側の成熟した葉を摘み取り、内側の若い葉を残しておくことで株がしばらく再生し続け、長期間にわたって楽しむことができます。こちらは一般的な方法となります。
  2. 根本からの切り取る方法:完全に株を根元から切り取る方法もありますが、この場合はその株が再生しないため一回限りの収穫となります。
つっつん村長
私は株が過密にならないように一部だけ根本から切り取って、残った株は1枚ずつむしって長期間新鮮なサニーレタスを楽しんでいます

 

適切な水やり方法

サニーレタスは根が浅く乾燥に弱いため、適切な水やりが重要です。

水やりの頻度

種まきから発芽までの期間は、土が乾かないように毎日軽く水を与えます。

発芽後は朝か夕方に水やりを行い、特に乾燥が気になる時期にはしっかりと水を与えるようにしましょう。

土の湿り気

水やりは土が乾燥しすぎない程度に保つことがポイントです。過剰な水やりは根腐れの原因になるので注意が必要です。

 

病害虫対策

サニーレタスは比較的病害虫に強い野菜ですが、注意が必要な点もあります。

アブラムシ対策

サニーレタスの葉にはアブラムシがつきやすいため早めの対策が必要です。

葉の裏にアブラムシが見つかった場合は早めに手で取り除くか、殺虫剤を使用することが有効です。

 

風通しの良い環境

風通しが良い環境で栽培することで病害虫の発生を防ぎます。

また、間引きを適切に行うことで株同士の距離を確保し、通気性を良くすることが重要です。

 

サニーレタスの連鎖障害

サニーレタスも他の野菜と同様に、同じ場所で続けて栽培すると連鎖障害が起こる可能性があります。

連鎖障害とは、同じ作物を同じ土壌で連続して栽培することで土壌中の栄養バランスが崩れたり、病害虫が増加したりする現象です。

特にサニーレタスは根に影響を与える病気にかかりやすくなることがあります。そのため、サニーレタスを育てた後は少なくとも2~3年は同じ場所での栽培を避け、他の作物を輪作することが推奨されます。

輪作を行うことで土壌の栄養バランスを保ち、病害虫の発生を抑えることができます。

 

サニーレタスとレタスの違い

葉の形と食感

サニーレタスは一般的な結球レタスとは異なり、葉が広がり、結球せずに成長します。

また、サニーレタスはシャキシャキとした食感が特徴で、苦味が少ないのも魅力です。サラダやサンドイッチにぴったりな野菜として知られています。

 

栽培の難易度

レタスに比べてサニーレタスは比較的栽培が簡単で、初心者でも失敗しにくい野菜です。

耐寒性が高いため、春と秋の涼しい気候での栽培が適しています。

 

まとめ

サニーレタスは栽培が簡単で初心者にもおすすめの夏野菜です。

適切な栽培時期に種をまき、定期的な水やりと肥料管理を行えば豊かな収穫を期待できます。

 

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