たまねぎの育て方 – 栽培時期・水やり・肥料・追肥時期など

我が家の畑で毎年栽培している「たまねぎ」の作り方・育て方をご紹介します。

血液をサラサラにして病気を予防してくれるたまねぎ。栽培方法はそこまで難しくないので作ったことがない方はぜひチャレンジしてみてください。

たまねぎの栽培時期(秋まき)

一般地による中性種からの栽培時期は下記の通り。

種まき:9月中旬

苗の植え付け:11月下旬

収穫:5月下旬〜6月上旬

※早生種・晩成種は除く

うちの家庭菜園では種まきから育苗する年もあればホームセンターで苗を買ってくる年もあります。

昨年は苗を買って植え付けたので、以下ではその方法をご紹介します。

苗の植え方

土作り

たまねぎの苗を植える前にまずは土の準備をします。

植え付けの2週間前に苦土石灰と完熟堆肥(うちは牛糞を使います)を、1週間前に元肥(うちは化成肥料を使います)を入れてよく耕します。

苦土石灰と完熟堆肥は植え付けの2週間前、元肥は1週間前に入れる理由は、それぞれ水に溶ける速さが違うためです。苦土石灰や完熟堆肥は元肥と比べて効果を発揮するまでに時間がかかるため早めに施します。
とは言ったものの、私はあまり時間が取れないので「すぐ植え石灰」という商品を使って植え付けるその日に石灰と完熟堆肥を入れてしっかりと耕しています。(一応毎年きちんと育ってます)

続いて、低くて平らな畝を作りマルチをします。

マルチはしてもしなくても良いですが、したほうが雑草の管理が圧倒的にラクです。

たまねぎは雑草に成長を左右されやすいので、しっかり草抜きをする時間が取れない方はホームセンターでマルチを買って畝に被せておくことをオススメします。

たまねぎの苗の植え付け

土の準備ができたら苗を植え付けます。

植え付けの1番のポイントは深植えしないことです。深植えすると生育が悪くなり縦長のたまねぎになってしまうため苗の白い部分が見えるように植えましょう。

イメージ図

また、苗の根元の土をしっかり押さえて根と土の間に空間ができないように気をつけましょう。

最後にたっぷり水やりをすれば植え付け完了です。

深植えしない!!
根元の土を押さえる!!

たまねぎの追肥時期・タイミング

追肥は化成肥料をひとつまみずつマルチの穴に撒いていきます。(写真のようにマルチシートを使う方は肥料が雨で流れてしまう量は少ないので肥料の量も少なめでOKです)

追肥のタイミングは以下のとおり。

1回目:1月上旬

2回目:2月上旬

3回目:3月上旬(止め肥)

たまねぎの追肥は遅くても3月上旬までとなります。

それ以降に追肥をするとたまねぎの貯蔵性が悪くなるので注意してください。

追肥は3月上旬まで!!

たまねぎ栽培の水やり

苗を植え付けた直後はしっかり水やりをします。

その後は基本的に自然の雨に任せますが、4月下旬からは玉が大きく育つため水やりが重要になります。

雨が降らず、土が乾燥してる日は毎日必ず水やりをしましょう。(前日に大雨が降り、翌日も土が湿っているようであればしなくても大丈夫です。水やりが大事な時期ですが病気防止のため過湿にも注意が必要です。)

4月下旬からの水やりが大事!!

トウ立ち

苗が大きく育ちすぎていた場合や水不足、肥料過多、または肥料不足などが原因で春ごろにトウが立つことがあります。

トウ立ちするとたまねぎの成長に影響を及ぼすため注意が必要です。苗を買う際は太さ4〜5mmほどの最適な苗を選び、追肥の時期や肥料の量などに気をつけましょう。

もしトウが立ってしまったら花を咲かせないよう早めに蕾を摘み取ります。トウ立ちしたたまねぎは筋の部分を取り除いて食べることができます。

たまねぎの収穫

収穫は5月下旬〜6月上旬となります。

全体の8割くらいの茎が倒れたら晴れの日に収穫して、1〜3日ほど雨の当たらない場所で乾燥させます。

なお、中性種たまねぎの貯蔵期間は5〜6ヶ月間となります。風通しの良い日陰で保管しましょう。